マグネシウムの基本情報
マグネシウムは体内に約25g存在し、その 60%が骨に、残りは筋肉や神経に分布 しています。300種以上の酵素反応に関与し、エネルギー(ATP)の合成・筋収縮・神経伝達などをサポートする“縁の下の力持ち”のミネラルです。
※本記事は一般的な栄養情報をまとめています。治療や診断を目的としたものではありません。
不足すると起こりやすいこと(例)
体感・サイン | 関連する生理メカニズム例 |
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こむら返り・筋けいれん | カルシウムと拮抗し筋肉を弛緩させる働きが低下 |
慢性的なだるさ・倦怠感 | ATP合成サポート不足 → エネルギー効率低下 |
イライラ・寝つきの悪さ | 神経伝達のバランスが乱れ、副交感神経優位になりにくい |
偏頭痛が起こりやすい | 血管収縮・拡張リズムの調整不足 |
*マグネシウムは機能を支える栄養素であり、症状の原因は複合的です。
推奨摂取量と現代人の不足傾向
- 成人男性:330〜370mg/日
- 成人女性:260〜290mg/日
食の欧米化や加工食品中心の生活で、約100mg/日不足 しているケースが報告されています(国民健康・栄養調査より)。
多く含む食品と手軽な取り入れアイデア
食材(1食目安) | 含有量(mg) | 取り入れ例 |
焼き海苔(全型1枚) | 約50 | ごはん+のり弁風 |
アーモンド(25g) | 約75 | おやつに素焼きナッツ |
木綿豆腐(1/2丁) | 約60 | 味噌汁・冷ややっこ |
玄米ごはん(150g) | 約50 | 主食を白米→玄米に |
ほうれん草(1束) | 約80 | ごま和え・ソテー |

悩める30代
これなら毎日の食事で少しずつ足せそう!

シバセン
そう、“ちょい足し海苔”や“ナッツおやつ”なら続けやすいよ。
サプリメント活用のポイント(注意喚起あり)
- 形態:クエン酸マグネシウム(吸収◎)、酸化マグネシウム(含有量多め)などタイプで特徴が異なる。
- 目安量:1日100〜200mgを目安に、食事と合算して過剰にならないよう注意。
- タイミング:就寝前に少量→リラックスサポート。空腹時は胃腸を刺激することがある。
*医薬品を服用中の方・腎機能に不安がある方は医師へ相談を。
今日からできる“マグネシウムちょい足し”習慣
- 朝食:味噌汁に乾燥わかめ+木綿豆腐
- おやつ:素焼きアーモンドをひと握り
- 夕食:白米→玄米or雑穀米にチェンジ
- 就寝前:ホットココア(ココアにも微量のマグネシウム)
まとめ:マグネシウムは“エネルギーと神経の潤滑油”
- こむら返り・だるさ・イライラは「不足サイン」の手がかりかも
- まずは 海藻・豆・ナッツ・玄米 の“ちょい足し”で1日+100mgを目指す
- サプリは不足が続く場合のサポートとして、用量を守って活用
今日の一歩:ランチに“ほうれん草のおひたし”と味噌汁を足してみる。
“隠れミネラル不足”のケアを、食卓から始めてみませんか?
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