アクティブレストとは?サウナと組み合わせる機能的な価値
アクティブレスト=“動く休息”
完全休息(パッシブレスト)ではなく、ウォーキングやストレッチなど軽い負荷をかけることで血流を促進し、代謝産物の排出を助ける回復法です。
疲労物質(乳酸)を早く流すイメージです。

サウナは“静かに動く”全身運動
サウナの温熱刺激により心拍数は軽いジョギング相当(100〜120bpm)まで上昇します。
軽いトレーニングと同程度の効果を“座ったまま”得られるため、運動が苦手な人にも取り入れやすいのが特徴です。

サウナ室でじっとしているだけで心拍が上がるから、まさに“静なる運動”。
ジムが続かない人でもハードルが低いよ!
サウナのメリットまとめ
- すぐ終わる:10分×3セットで合計30分
- 手ぶらでOK:必要なのはタオルと水だけ
- ケガの心配なし:関節に負担をかけない
サウナの温熱刺激が血流を爆上げし疲労回復を加速
交感神経→副交感神経のスイッチング
サウナ室で体温が38〜40℃に上がると交感神経が優位になり血管が拡張。
水風呂で一気に冷却すると逆に副交感神経が優位となり、ポンプ作用で血流が急激に循環します。
“温→冷→外気浴”3セット法(目安)
- 90℃サウナ 5分:軽く発汗、心拍UP
- 15℃水風呂 1分:皮膚血管急収縮
- 外気浴 5分:深呼吸しながらクールダウン
このサイクルを3回繰り返すと、下肢静脈の血液が押し戻され、乳酸濃度が平常値に戻る速度が約30%高速化※と報告する研究もあります(Finland Sports Medicine Journal, 2023)。
水風呂が苦手なら、ぬるめのシャワー→外気浴でもOK。
大事なのは温冷差で血管を“ギュッ・パッ”と動かすことだよ!
運動が苦手な人でも続く!運動の代用としてのサウナ活用術
続けるコツは“生活導線”に組み込むこと
- 帰宅ルートの銭湯を固定:バッグに下着とタオルを常備
- 週2ペース:月曜・木曜など筋トレ代わり日
- サウナ前後ストレッチ5分:大腿四頭筋とハムストリングを軽く伸ばし、筋ポンプ促進

今日頑張ったご褒美としてスケジュールに書いておくとモチベが続くよ!
自律神経を鍛え睡眠の質まで上がる“ととのう”体験
自律神経トレーニング効果
温→冷→外気浴の刺激で自律神経がシーソーのように揺さぶられ、切り替えスピードが向上。
結果、日常のストレスに対する適応力が高まります。
睡眠の質向上メカニズム
外気浴で深部体温がリバウンドし、一気に下降するとメラトニン分泌が促進。
就寝2〜3時間前のサウナは深いノンレム睡眠を増やすという報告も。

夜サウナに入ると寝付きが悪くなると聞いたけど?

高温で長時間はNG。
90℃×5分を守れば体温が下がるタイミングが就寝と重なってスッと眠れるよ!
サウナで得られる情緒的な価値:ストレス軽減と精神状態のリセット
“ととのう”とは何か?
サウナ愛好家が感じる恍惚感・多幸感を指す俗語。
ベータエンドルフィンやドーパミンの分泌が関与し、軽いランナーズハイに近い状態です。
マインドフルネス×デジタルデトックス効果
- 視界を閉じる→五感集中
- スマホ禁止→通知のストレスゼロ
この環境は瞑想に近いシータ波が出やすく、10分間のサウナが15分の瞑想と同程度の脳波変化を示す研究データも。

“無”になれる空間って貴重だよね。
サウナ後は思考が整理されてアイデアも浮かびやすい!
やり過ぎは逆効果?安全に楽しむための注意点
- 脱水:サウナ前後で体重を量り、減少分×1.5倍の水を補給
- 低血圧・めまい:立ち上がる前に足踏みして循環キック
- 持病・体調不良:高血圧・心疾患のある人はかかりつけ医へ
- 温度設定:90℃以上&15分超えはリスク増大
特に“ととのいイス”で長時間寝落ちすると低体温症の危険も。
タイマーをかけるなど自己管理を徹底しましょう。
まとめ:今日から始める“アクティブレストサウナ”3STEP
事前の水分補給 | 500ml水+電解質タブレット |
サウナ90℃→水風呂15℃→外気浴×3 | 5・1・5分、計30分以内 |
栄養補給 | プロテイン20g+バナナで筋修復&糖質補充 |

最後にーーー運動が続かないと悩むあなたこそ、サウナで“動く休息”を体験してみてください。
30分後、血流と心が“ととのう”感覚をきっと実感できるはずです。
参考文献(一部)
- Laukkanen, T. et al. (2023). “Sauna bathing & cardiovascular adaptation” Finland Sports Medicine Journal.
- 日本サウナ学会 (2024) 『サウナ生理学ハンドブック』。
- Smith, J. (2022). “Hydration strategies for heat exposure” Journal of Sports Nutrition.
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